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Webディレクター/デザイナーtakasyiのウェブログ。日々の出来事や関心ごと・映画・写真・フットボール・Mac・Webデザインなどを中心に日本の片隅から細々と絶賛配信中。

ゴキ

仕事帰り、アパートのエントランスのところにゴキブリがいた。3秒くらい見つめたのち、じっと動かずにいたのでやっつけようと思ったが、対ゴキブリに関しては【装備なし】だったので(当たり前)、部屋からキンチョールを持ってきてプシューってやってやろうと思った。今あいつをボクがやんなくて誰がやる、そんな簡単にエントランスを突破されちゃ困る、そんな他の住人たちの想い(たぶん)が頭の中をかけめぐる。

荷物を無造作に置き、キンチョールだけを手に取り再びエントランスへ。アホめ、まだ同じところにいやがる。ちょっと出来るゴキブリなら、すでにいなくなってるはずだ。今や【装備:キンチョール】としたボクに太刀打ちできるわけがない。「プシューー」「プシューー」っと2度3度吹きかけると、ものすごいスピードで道の方に出て行ってしまった。ヤツの最期を見守るまではミッションコンプリートとは言えない。ヤツを見失うのは何が何でも避けたいので、そのまま追っていきまた2度3度ふきかける。暗がりでよく見えないながらも、ヤツの最期を確認した。

満足げに部屋に戻ろうとすると、エントランスのドアが開かない。しまった、カギを忘れた。オートロックだった。つい夢中になるあまり、帰りのことが頭になかった。
そして、客観視すると、どちらかと言えば屋内で使うキンチョールを片手にアパートを見つめるにいちゃん。部類されるとしたら「不審者」寄りだろう。とりあえず、インターホンで他の部屋の人に開けてもらうってことで、以前もカギを持たずにジュースかなんか買いに行って、101の人に開けてもらったが、今回も101の人だと「こいつカギ忘れすぎだろ」とアホ扱いされるのを懸念し、301のインターホンを鳴らした。

「あ、○○の○○と申しますが、(ゴキブリの侵入を防ごうとするあまり!)カギ持たずに出てしまったので開けていただきたいんですが...」「あ、...ハイ。」
このアパートに住み始めてからもうちょっとで3年が経つが、未だにこんなことをやらかしてしまう。この日の夜はそんな夜だった。

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