ちょこっと前から、露出を変えつつ同じ構図で複数の写真を撮り、それぞれの写真の適正露出の部分を抜き出して合成するHDR(ハイダイナミックレンジ)手法で作られた画像のギャラリー(コレとかコレとかコレとか)をうとうと眺めながら、自分でもやってみようと、たまにオートブラケット撮影(自動的に露出ステップを前後にずらして撮影してくれるナイスな機能)したりしてたんですが、それらを使って実際にHDR処理して画像を作ってみました。
ダイナミックレンジって?
ダイナミックレンジとは、ある信号の最小値と最大値の比率のことを言い、写真においては最も明るい部分と最も暗い部分の比率となる。このダイナミックレンジの階調の幅が広ければ広いほど、例えば白飛び(写真の明るい部分が真っ白になって諧調がなくなってしまう)を抑えたりすることができて、表現できる幅も広がる。
ざっくり作成フロー
- ブラケット撮影可能なカメラで3〜5枚程度撮影。
- 処理ソフト(今回は「photomatix pro」を使用)で各写真を合成。
- トーンマッピングで各パラメーラを適度にいじる。
- 完成。
一番左の写真は「露出が低い」、一番右の写真は「露出が高い」という具合になる。これらの写真を合成させて、さらにトーンなどの数値を調整すれば出来上がり。
日の入り近くの空の色と雲の具合、手前の建物とそれぞれの露出をダイナミックに押し出してくれるような画像になりました。被写体にカラフルなものが入ってれば、より迫りくる画像に仕上がるんじゃないかと思います。
処理ソフトはライセンスは有料ですが、photomatixというHDR画像作成専用ソフトを使いました。簡単ステップで仕上がるので、興味がある方にはオススメです。
今後もちょくちょく載っけてこーかと思ってます。
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