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あいにくの雨模様の中、ミラン、トテナム共にケガ人リストにそうそうたる顔ぶれが並ぶチーム事情。特に沸騰中ベイルがこのピッチにいないのはスパーズファンじゃなくても残念ではありますが、それを忘れさせるかのような立ち上がり。出鼻をくじいてやろうとでもミーティングしてたかのように雨のミラノで機能するロンドンのスパーズ。わかっていても止めるのに困難なクラウチの高さをシンプルに活かして、主にレノン・チョルルカのコンビで攻撃。セカンドボールもサンドロとパラシオスが拾いまくりで、ラフィーがその攻撃にアクセントをつける。ミランがこの場所で何も出来ない時間が続く光景も珍しいが、GKアッビアーティの負傷退場で悪いムードに拍車がかかる。

後半頭からパトを入れて打破を図るミラン。さすがにあんな前半じゃマズいと攻撃が機能し始めるが、ゴメスの神がかり的なセーブが立ちはだかる。ジェペスが完璧に頭でとらえたヘディングシュートは2度もゴメスが反応した。防戦一方だったが虎視眈々とカウンターを狙い続けていたスパーズに転機。好位置でボール奪取に成功し、すばやくレノンに繋ぐと猛然とゴール前まで運びジェペスを置き去りにしてからクラウチへ。これをゴール左に流し込んで我慢してたスパーズ先制。スパーズはガットゥーゾを筆頭に苛立ちの目立つミランを尻目に、残りの10分ちょっとをしっかり守りきりクリーンシートでほぼ無敵のホワイトハートレーンに帰る1st Legとなった。

Milan 0-1 Tottenham

アッビアーティ(18' アメーリア)、アバーテ、ネスタ、ジェペス、アントニーニ、ガットゥーゾ、チアゴ・シウヴァ、フラミニ、セードルフ(46' パト)、ロビーニョ、イブラヒモヴィッチ

ゴメス、チョルルカ(59' ウッドゲイト)、ギャラス、ドーソン、アス・エコット、A・レノン、W・パラシオス、サンドロ、ピーナール(77' クラニチャル)、ファン・デル・ファールト(62' モドリッチ)、クラウチ

得点者

80' クラウチ(TOT)