皮肉にもセスクがケガから強引に調整して間に合わせたこの対決では、自ら危険なエリアでパスをカットされメッシの先制弾も招いてしまい、チームとしても文字通り「何も出来ない」展開でバルセロナに散った。
アーセナル、シュートゼロ。これは昨シーズン、メッシにちんちんにやられた試合以上に大きなダメージになるのは必至だろう。バルセロナにサッカーをしに乗り込んだのに、ただただ走ってきただけと形容しても余るくらいの試合だった。唯一挙げるとすれば、メッシのPKで1-3とされた後、バルセロナのミスからベントナーがバルデスを脅かすプレーがあったが、男にはなれなかった。あの位置にイエロー2枚でピッチからいなくなったファン・ペルシーがいたらと多くの人が頭を抱えたに違いない。
上記ベントナーのシーンにはペップもブチ切れだったろうが、バルセロナとしては勝ち抜けを決定付ける追加点を取れるシーンが幾度となく訪れた際に、シュチェスニの負傷で入ってきたアルムニアの好パフォーマンスに防がれ続けたのが誤算だったくらいだろう。圧巻でした。
Barcelona 3-1 Arsenal
- ビクトール・バルデス、ダニエウ・アウヴェス、ブスケツ、アビダル、アドリアーノ(91' マクスウェル)、シャビ、マスケラーノ(88' セイドゥ・ケイタ)、イニエスタ、ペドロ、ビジャ(82' アフェライ)、メッシ
- シュチェスニ(19' アルムニア)、サニャ
、ジュルー、コシエルニ
、クリシ、ウィルシャー
、ディアビ、ロシツキー(74' アルシャビン)、セスク・ファブレガス(78' ベントナー)、ナスリ、ファン・ペルシー
- 得点者
- 47' メッシ(BAR)、53' オウンゴール(ブスケツ)(ARS)、69' シャビ(BAR)、71' メッシ(BAR)
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