鎌倉駅西口から徒歩1分、大正時代から続くレトロな洋館っぽさが素敵なホテル『ホテルニューカマクラ』に宿泊してきました。
築80年にも及ぶ、このホテルニューカマクラは戦前「山縣ホテル」という名で鎌倉でも有数のホテルとして営業されていました。大正十二年、当時文壇の花形であった芥川龍之介と、すでに歌人としての地位を得ていた岡本かの子が運命的な出会いを果たしたというのもこの場所なのだそうで、実はとても格調高いホテルだったのですね。
via: Hotel New Kamakura
現在はフャッション誌やCMの撮影にも使われる希少で穴場的な存在。派手なサービスや宣伝をすることもなく、ただひたすらおっとりと永い年月を刻んできたこの素泊りホテルが、ひそかに多くの旅人の癒しの場、あるいはとまり木として共感を得ているのは、その魅力にはまってしまったファンたちの口コミによるものだとか。
ホテルニューカマクラの本館、新館、駐車場が並ぶこの一帯は、そこだけ時代をより感じ取れる雰囲気が強く残っている。ホテルに泊まらなくても、駐車場だけの利用も可能です。
本館は2004年に鎌倉市景観重要建築物第27号に指定されたとのことです。
岡本かの子(岡本太郎の母)と芥川龍之介が出会った場所としても知られているみたいです。
岡田准一と麻生久美子が共演した映画「おと な り」(この映画好き)のロケでも使用。
チェックインは15時〜19時までだけど、玄関は24時間開放されています。料金は前払いで、チェックアウトは10時まで。
当館の目鼻立ちともいえる昔ながらの上げ下げ窓にも、単純だけれど人を思いやった昔の人の知恵が隠されていました。こういうような窓がたくさんあるために、館内は明るく風通しがいいです。滞在するときに、ぜひ触ってみて下さいませ。
via: Hotel New Kamakura
部屋は本館の「天空」(和室)をセレクト。フロントや廊下に敷かれている赤い絨毯とシンクロして、カーテンの鮮やかな色が印象的です。
本館には共同風呂(広めの大理石家族風呂と普通風呂)が2つ。入浴中はこの札をひっくり返して「使用中...ちょっと待ってね」に。トイレ&洗面台も共同で、1Fと2Fにそれぞれあります。
いろいろな風情をたくさん感じ取れるのに、アプローチしやすい価格設定。コストパフォーマンスはとっても高いと感じました。数多くの飲食店が並ぶ小町通りにもスッと出れて、食事や買い物に便利です。いつかまた行きたいホテルです。次はどの部屋にしようかな。
- Name
- ホテルニューカマクラ
- Tel
- 0467-22-2230
- Address
- 神奈川県鎌倉市御成町13-2
- Web
- Hotel New Kamakura
玄関にずっといたい。 @ ニューカマクラホテル instagr.am/p/TQNmXymRNb/
— takasyi | roughtabさん (@takasyi) 12月 15, 2012
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