前節大分相手に中村俊輔の見事な直接FKで勝ち点3をもぎとり横浜へ。ピクシーが今季限りで退任するというトピックスくらいしかモチベーションがないであろう名古屋を迎える。
大黒柱中村俊輔が胆嚢炎の影響で欠場。中町が1列ポジションを上げ、栗原がゲームキャプテンとなりキックオフ。
開始8分にいきなり出鼻をくじかれる。エリア内で中澤がハンドをとられ、このPKをケネディに沈められる。まだまだ時間はたっぷりあるとはいえ、5試合連続無失点もあっけなく途絶え、追う展開となった。それでも幾度と無く名古屋ゴールを脅かしたがフィニッシュの精度を欠き0-1で後半へ。
後半6分、学が左サイドで小気味よくドリブル開始。中央へ仕掛けて前方にいた兵藤へラストパス。オンサイドだった兵藤がこれを落ち着いて流し込んで同点とした。
しかし束の間、その2分後にカウンターを喰らいあっさり失点。粘り強い守備はどこへやら。1-2とされてから間もなく、前半は感じなかった“俊輔不在の影響”が露骨に見え始める。ボールの収まりどころがない、攻撃の組み立てに緩急がないなど、常に同じようなリズムでやっていた印象。名古屋からすればセットプレーの怖さも半減以下だっただろう。
フィジカルの強い名古屋ディフェンス相手にパワープレイもなかなか型にははまらないまま、追加タイムの6分間も活かせず8月31日の大宮アルディージャ戦以来、7試合ぶりの黒星。今季のホームでは初めての敗戦となった。
広島が柏と1-1ドロー。ナイトゲームで仙台が浦和に最後まで粘って3-3としたので首位の座はキープ。石川直樹のゴールには思わず大声をあげた。
2013 J1 第31節 横浜F・マリノス 1-2 名古屋グランパス
- 榎本哲也、小林祐三、栗原勇蔵、中澤佑二、ドゥトラ、小椋祥平(75' 藤田祥史)、富澤清太郎(75' ファビオ)、兵藤慎剛(80' 佐藤優平)、中町公祐、齋藤学、マルキーニョス
- 楢崎正剛、田中隼磨、田中マルクス闘莉王、増川隆洋、阿部翔平(80' 石櫃洋祐)、小川佳純(80' 永井謙佑)、田口泰士、ダニルソン、藤本淳吾、ケネディ、玉田圭司(80' ダニエル)
- 得点者
- 8' ケネディ(名古屋グランパス)、51' 兵藤慎剛(横浜F・マリノス)、53' 藤本淳吾(名古屋グランパス)
- date
- 2013/11/10(Sun) 日産スタジアム 28,484人
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