2009年 / アメリカ
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:レータ・カログリディス
出演:レオナルド・ディカプリオ / マーク・ラファロ / ベン・キングズレー / ミシェル・ウィリアムズ / エミリー・モーティマー / マックス・フォン・シドー / パトリシア・クラークソン / ジャッキー・アール・ヘイリー / イライアス・コティーズ
ディカプリオ、良かったです。なんていうか、安心感のある演技とでも言ったらいいのか、“テディ”というあの難しい役回りを自分のものにしてたなぁーと感じました。
と同時に感情移入も出来て、結果的に“テディ”は“どうすることもできない、やりきれない、切なすぎる男”で、最後は自らの意志で行く末を"選択"をすることになるんだけど、そこまでテディの身になって考えることができて楽しめた。
テディの素性が明らかになってからラストにかけてがうまく演出されてるなと感じました。これがネタバレでーす!ドーン!どーでした?で決して終わりじゃない。もっと言うと、ここからが本番です的な。サスペンス的な要素で引き込ませ、舞台背景やロケーションからゴシックホラーの要素も盛り込まれつつのヒューマンドラマなんだなと。
そういう意味ではあのラストは「衝撃」になってくる。どれだけ彼を不憫だと感じたか。「モンスターとして生きるか、善人として死ぬか。」
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