cinema | roughtab

Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ノルウェイの森 / NORWEGIAN WOOD

ノルウェイの森

4

2010年 / 日本
監督:トラン・アン・ユン
脚本:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ / 菊地凛子 / 水原希子 / 高良健吾 / 霧島れいか / 初音映莉子 / 柄本時生 / 糸井重里 / 細野晴臣 / 高橋幸宏 / 玉山鉄二

壮大かつ残酷なまでに響き渡る音楽と、登場人物たちの心境をこれでもかと表すかのようなカメラワーク、そして出演者たちの繊細かつダイナミックな演技。冒頭からキズキが自殺をするシーンまでの流れから始まり、終始圧倒されっぱなしでした。

デリケートな内容ながら重要になってくるのがシーンの切り替わり方だと思うんですが、とても巧妙で丁寧に作られてるなぁと感じました。歩く、緑、雨音、雪、波、電話、どれもが確実に心に届いた。素晴らしい素敵な1本です。監督・脚本はベトナムのトラン・アン・ユン。そういえばファッションなんかもどことなくベトナムっぽさを受けたなぁ。

ノーカントリー / NO COUNTRY FOR OLD MEN

NO COUNTRY FOR OLD MEN

5

2007年 / アメリカ
監督:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズ / ハビエル・バルデム / ジョシュ・ブローリン / ウディ・ハレルソン / ケリー・マクドナルド / ギャレット・ディラハント / テス・ハーパー / バリー・コービン / スティーヴン・ルート

まずはあの疫病神みたいなシガー(ハビエル・バルデム)の立ち居振る舞いがハンパない。もう脳裏に焼き付いちゃってしょーがない。最初に保安官を殺すシーンの顔なんてきたらまぁ。夢に出てくる。

コーエン兄弟は作品に出てくる人物のヘアスタイルにも凝ることが多いけど、いままでの中でダントツ1位だよ、あの髪型。

そしてショットガンに空気圧縮の威力をプラスした武器が破壊力抜群でむちゃくちゃ怖い。なんでまぁそんなものを作っちゃったんだか。音も怖い。息をのむシーンがいくつあったことか...!ユーモアがなくておしゃべりが下手くそとか、シガーの設定周りだけでも腹八分目みたいなところもあるなぁ。

一見はひょんなことから大金を手にしたテキサスでウェスタンなモスが、圧倒的な存在感で迫り来る殺人マシーンシガーをかいくぐり、なんとか街から出ようとする逃亡劇のように感じるところもあるけど、いろんな「死」との出会いを提示し、そこで人間はどう立ち居振る舞うかっていうところがちゃんと見えてくる。ベル保安官=観客とすると、シガーは自分たちではどうしよも出来ない突然起こる大災害のように思える。コインの裏・表ですべて決めてきたっていうところもそう思うことに拍車をかけてる。

ラストのベル保安官の夢の話。いままで見てきた話から出てきたそれぞれの想いに対して問いかけてるように感じたし、そのままフワッと幕が閉じる趣向がまた印象深い。

ナイスの森 The First Contact

ナイスの森

4

2004年 / 日本
監督:石井克人 / 三木俊一郎 / ANIKI
出演:寺島進 / 浅野忠信 / 池脇千鶴 / 吹石一恵 / 加瀬亮 / 尾野真千子 / 西門えりか / 高橋マリ子 / 轟木一騎 / 三木俊一郎 / 菊地凛子 / 伴杏里 / 貫地谷しほり / 夏帆 / 三浦葵 / 下田奈奈

豪華なメンツで作ったちょっとクセのあるPVみたいな印象。A面・B面があって、間に3分間の休憩が入るのなんて初めて観た。繋がってるのかそーじゃないのか、あ、やっぱ繋がってるのか!?っていういくつかの話があって、何気に2時間反半なんだけどそこまで長いなとは感じなかった。

寝てるときの夢なんてあんな感じなんだろうな、実写化すると。なんかエイリアンの出来損ないみたいなのがねちょねちょしてて気持ち悪い。つか南ちゃんて。

内容はないものの、ぼーっと観てると見所がいっぱい。加瀬亮のダンスとか寺島進の舞とか西門えりかがかわいかったりとか。
語り温泉3人姫の話がもっと聞きたかった。ロックなホームルームいいね。ペロ監督(ペロの通訳?)のアニメが観たい。あとちゃんと揃ってる合コンピクニックに行きたい。

けっこう出だしで分かれるかもしれないけど、だまされたと思ってちょっとつけといたらどーですかね??

ナルニア国物語 第1章: ライオンと魔女 / THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE

THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE

3

2005年 / アメリカ
監督:アンドリュー・アダムソン
脚本:アンドリュー・アダムソン / クリストファー・マルクス / スティーヴン・マクフィーリー / アン・ピーコック
出演:ウィリアム・モーズリー / アナ・ポップルウェル / スキャンダー・ケインズ / ジョージー・ヘンリー / ティルダ・スウィントン / ジェームズ・マカヴォイ / ジム・ブロードベント
声の出演:リーアム・ニーソン / ルパート・エヴェレット

ううう...!もう早くナルニア国行っちゃえよ...!みんなで行っちゃえよ...!って思いつつ、トラ(ヒョウ?)が先頭きって激突するシーンで一瞬シ〜ン...となる感じなんか好きだったりします。

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア / KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR

KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR4

1997年 / ドイツ
監督:トーマス・ヤーン
脚本:トーマス・ヤーン / ティル・シュヴァイガー
出演:ティル・シュヴァイガー / ヤン・ヨーゼフ・リーファース / ティエリー・ファン・ヴェルフェーケ / モーリッツ・ブライブトロイ / フーブ・シュターペル / レオナルド・ランジンク / ラルフ・ヘアフォート / コーネリア・フローベス

余命わずかって告知→じゃぁ海見に行こうぜ!→酔っ払って病院抜け出す。
ウッ!テキーラッ!!病院出るところとガソリンスタンドでのかわし方が好き。
あの2人組とのひょんなすれ違いも面白い。銀行とか車屋とか。あのガキんちょはタフすぎだ。「吹っ飛ぶ」じゃなくて「吹っ飛ばすだ」。
地味にTVクルーが近すぎでウケた。つか署長(?)さん、コプターて...。
ぜひとも海は見ておきたいよね。あのラストはイイけど切ないなー!