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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ホワイトハウス・ダウン / WHITE HOUSE DOWN

WHITE HOUSE DOWN

3

2013年 / アメリカ
監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト
出演:チャニング・テイタム / ジェイミー・フォックス / マギー・ギレンホール / ジェイソン・クラーク / リチャード・ジェンキンス / ジョーイ・キング / ジェームズ・ウッズ / ニコラス・ライト / ジミ・シンプソン

“ホワイトハウス・ダウン”。ローランド・エメリッヒはホワイトハウスを『インディペンデンス・デイ』でUFOに破壊させ、『2012』では大津波とともに押し寄せた空母ジョン・F・ケネディに破壊させている。そして3回目の破壊となった今作は、そのホワイトハウスをタイトルにまでしちゃって堂々と(?)破壊している模様。

劇場で鑑賞する娯楽映画となれば、“映像テクニシャン”&“壊し屋”ローランド・エメリッヒ作品はある程度計算ができるところかと思っているので、前述のポイントも加味すれば劇場で押さえないわけにはいきません。

「脱出するぞっ!」ってときにリムジンの後部座席に乗っちゃったり、RPGぶっ放してびっくりして落としちゃったり、ソイヤー大統領がちょっと天然入ってるという点でコミカルに描かれるシーンも各所に散りばめられている。バランスが大事な要素かとは思いますが、庭で追いかけっこするするところで「えっ!?」って思っちゃう人もいるかもしれない。エイミーの旗振りのくだりがそこで出てくるとは。むちゃくちゃ大きな役割じゃないですか。

『ジャンゴ 繋がれざる者』で奴隷ジャンゴを演じたジェイミー・フォックスはまだまだ記憶に新しいところですが、今回の役柄は軽く天然も入っちゃってる黒人大統領ジェームズ・ソイヤーということで、そのコントラストも楽しめた感じです。

ハングオーバー!!! 最後の反省会 / THE HANGOVER PART III

THE HANGOVER PART III

4

2013年 / アメリカ
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス / クレイグ・メイジン
出演:ブラッドリー・クーパー / エド・ヘルムズ / ザック・ガリフィナーキス / ケン・チョン / ヘザー・グレアム / ジェフリー・タンバー / ジャスティン・バーサ / ジョン・グッドマン / メリッサ・マッカーシー / マイク・エップス

バチェラーパーティで“ハングオーバー”(二日酔い)した状態で記憶を失ったところから始まる前2作とは異なり、今回はイカれちゃってるアランを施設に入れるべく進む道中で襲撃され、ダグを人質に取られて助けたかったらミスター・チャウを探して来い!という、過去にやらかしたツケを払わされるかのような冒険活劇。

まぁその前にもアランが“だって欲しかったんだもん”と言って買ってきたキリンのくだりで度肝を抜かれちゃったりもするんですけどね。

ともあれ前2作を楽しめた人なら、いい気分で映画館を後にすること間違いないと思われます。プログラムには玉袋筋太郎氏のインタビューが載ってて、「酒で言ったら『チャンポン』だね。3軒目の店でめちゃくちゃ酔がまわった。」って言ってるんですが、さすがうまいこと言いますね、ホントそんな感じでした。

「それぞれのキャラクターに結論を与えたかったんだ。ラスベガスからすべてが始まったんだから、ラスベガスに戻ったんだ。」とトッド・フィリップスは話しているけど、それも十分に頷ける内容でした。いつの日かまたラスベガスを舞台にした彼の作品を観てみたい!と心底思うくらいの演出。

シーザース・パレスのスイートでそりゃあもうキマりまくっているチャウの部屋に忍び込むべく、フィルとアランの掛け合いは大きな山場ですかね。ベガスの夜空を漂い、ベラージオの噴水を真上から拝めるなんて、なんてステキなんだよチャウめ。

正直ここまでスカッとする気持ちのイイ3部作の映画にはそう出会えないよっ!ステュ最高!アラン最高!チャウ最高!!二日酔いありがとう!!

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 / THE PLACE BEYOND THE PINES

THE PLACE BEYOND THE PINES

4

2012年 / アメリカ
監督:デレク・シアンフランス
脚本:デレク・シアンフランス / ベン・コッチオ / ダリウス・マーダー
出演:ライアン・ゴズリング / ブラッドリー・クーパー / エヴァ・メンデス / レイ・リオッタ / ベン・メンデルソーン / マハーシャラ・アリ / デイン・デハーン / エモリー・コーエン / ローズ・バーン / ブルース・グリーンウッド / オルガ・メレディス

監督のデレク・シアンフランスと天才的で孤独なライダールーク・グラントンを演じるライアン・ゴズリングは、前作『ブルーバレンタイン』に続く2回目のコラボレーションだ。

監督自身3作目の長編映画となるが、いずれも“家族”にまつわる物語を描いており、『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』は3つの物語を連鎖させ、血の因果を巡る“父と子”の関係を描いている。

『ブルーバレンタイン』では、一組の夫婦に限定してプライベートな瞬間を詳細に描いていくものだったが、今回の『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』では、世代もまたいで15年という長い期間、より広い関係・広い視野から描いている。そういうカンバスなので、監督自身も「こだわった」と語る、力強さ、不安、不気味さなどいろんな感情が入り乱れているかのようなオープニングは圧巻だった。ご飯何杯でもいけるオープニングです。

“The Place Beyond the Pines”とはニューヨーク州スケネクタディの英語訳で、“松林の向こう側”という意味とのことで、場所の名称がそのままタイトルとなっている。3つの物語とも松林という“場所”が重要なポイントとなっていて、スケネクタディの松林を通じて複数の家族の、父と子の想いや願望、正義や後悔がうごめいていくことになる。

ライアン・ゴズリングは『ドライヴ』で、昼はカースタントマン・夜は運び屋というワケあり男を演じたが、今作では天才的ライダー役を見事にこなした。ドライバーもしびれたけどバイクもしびれるね。銀行強盗して警察に追われるシーンはゾクゾクしました。「警察24時」的アプローチのパトカー主観のカメラワーク素晴らしかったです。

正直言って『ハングオーバー!』シリーズで泥酔しちゃうダメ男のイメージが脳裏に焼き付いちゃってるブラッドリー・クーパーなんですが、より複雑な心境や感情を抱えることになる新米警官エイヴリーを繊細に演じていたと感じました。デレク・シアンフランスも彼が出てくれなかったらこの作品を撮ることはなかったと語ってるそうです。

バイオハザードV リトリビューション / RESIDENT EVIL: RETRIBUTION

RESIDENT EVIL: RETRIBUTION

1

2012年 / アメリカ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
脚本:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ / ミシェル・ロドリゲス / シエンナ・ギロリー / ケヴィン・デュランド / ショーン・ロバーツ / ボリス・コジョー / リー・ビンビン / アリアーナ・エンジニア / コリン・サーモン / ヨハン・アーブ / オデッド・フェール / 中島美嘉

お、おう...。よくもまぁこんなもんを世に出そうと思えるよなぁ...。
ここまで大味っぷりならそれはそれでいいのか。すでにシリーズのファンでもないんでアレですが、見所としては“エロさ”がちょっと復活したのと、ミシェル・ロドリゲスの一般人とアンブレラ特殊部隊隊員のギャップ。

ファイナル・デッドブリッジ / FINAL DESTINATION 5

FINAL DESTINATION 5

3

2011年 / アメリカ
監督:スティーヴン・クエイル
脚本:エリック・ハイセラー
出演:ニコラス・ダゴスト / エマ・ベル / モリー / マイルズ・フィッシャー / アーレン・エスカーペタ / デヴィッド・ケックナー / トニー・トッド / エレン・ロー / ジャクリーン・マッキネス・ウッド

レーシックんとこ怖ーー!!エンドロールでこれまでのシリーズでの死に方ハイライトが流れた。あれは嬉しい。