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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2

2012年 / 日本
監督:本広克行
脚本:君塚良一
出演:織田裕二 / 柳葉敏郎 / 深津絵里 / ユースケ・サンタマリア / 伊藤淳史 / 内田有紀 / 小泉孝太郎 / 北村総一朗 / 小野武彦 / 斉藤暁 / 佐戸井けん太 / 小林すすむ / 甲本雅裕 / 遠山俊也 / 川野直輝 / 滝藤賢一 / 津嘉山正種 / 大和田伸也 / 大杉漣 / 水野美紀 / 真矢みき / 筧利夫 / 小栗旬 / 香取慎吾

ファイナルにして警視庁トップの内部での犯罪を暴いて引きずり下ろし、TV版含めシリーズ通して組織論を扱ってきた集大成のような結果となったけど、さすがにバスで突っ込むあたりの脚本は、いくら“踊る”でも無理がないか。みんな死ぬだろ、アレ...。

アポロ18 / APOLLO 18

APOLLO 18

3

2011年 / アメリカ=カナダ
監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
脚本:ブライアン・ミラー
出演:ウォーレン・クリスティー / ロイド・オーウェン / ライアン・ロビンズ

18号から20号までは計画自体がキャンセルされたはずなのに、実は18号は月行ってたんだよ!というフェイクドキュメンタリー。
カメラに写り込んだ動く物体、ボロボロになった星条旗、聞いていなかったソ連の探査機、月の石やクレーターに潜む謎、国防総省の本当の目的とは?

8mmフィルム風の映像だったり、船内の固定カメラだったり、耳障りなノイズだったり、一通り本当のドキュメンタリーっぽく見れるんじゃないかと思います。クレーターに入る時に、あんなふうに撮られたらビックリしないわけがない...。

アベンジャーズ / THE AVENGERS

THE AVENGERS

4

2012年 / アメリカ
監督:ジョス・ウェドン
脚本:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr / クリス・エヴァンス / マーク・ラファロ / クリス・ヘムズワース / スカーレット・ヨハンソン / ジェレミー・レナー / トム・ヒドルストン / クラーク・グレッグ / ステラン・スカルスガルド / コビー・スマルダーズ / グウィネス・パルトロー / サミュエル・L・ジャクソン

『アベンジャーズ』は、マーベルのシネマティック・ユニバース(スーパーヒーロー映画作品が共有する架空の世界)として製作された『アイアンマン』『ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の各ヒーローが、長官ニック・フェリー(サミュエル・L・ジャクソン)率いる国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)と呼ばれる組織に集結し、地球侵略を謀る宇宙人種族チタウリの軍団に立ち向かう話となっている。

このイントロダクションの時点ですでに「お腹いっぱい、もう食べれない」という状況にも関わらず、ここからさらに拡張して世界観が広がっていく想像が容易にできる点が『アベンジャーズ』のひとつの大きなポイントかもしれない。

ニック・フェリーは間違いなくまだいろいろ隠しているだろう、別の地域でアベンジャーズみたいな計画が進行してるんじゃないのか、そんなことを思いながらあのラストを受ければ、これから果てしない壮大な世界観が待っていると期待せざるをえない。

脚本と監督を手がけたジョス・ウェドンが『アベンジャーズ』を撮るにあたって参考にした映画は『七人の侍』(黒澤明監督/1954年)、『特攻大作戦』(ロバート・アルドリッチ監督/1967年)、『ブラックホーク・ダウン』(リドリー・スコット監督/2001年)の3作品とのことで、あらかじめ戦争映画にすると話していたそうだが、各ヒーローに標準を当てても、誰一人として“消えてる”ヒーローがいないという点が素晴らしかったです。

“消えてる”というのは、「あれ?そういえばアイツは...?しばらく出てきてないけど...」みたいな、この手の作品ではありがちになってしまいそうな展開がまったくない。どのヒーローたちにも特徴を活かした大きな見せ場があり、すごくバランスがとれている群像劇。特に後半でヒーローたちが入れ替わり立ち代わりクロスするように描かれる戦闘シーンは鳥肌が立ちっぱなしでした。

バイクに乗って遅れて登場してきたバナーがハルクになって大暴れしたときのインパクトはやや強く残ったけど...。

ファンとして特に脳汁が出たシーンを挙げるとすれば、スタークとキャプテンが初めて並んで映ったシーン、ブラック・ウィドウvsホークアイ、フィル・コールソン(シールドのベテランエージェント)の最期、キャプテンのリーダー級の指示、スタークタワーから落ちるスタークがパワードスーツ(マークⅦ)を身にまとうシーン、ハルクがロキ(ソーの義理の弟)をボコボコにするシーン、スタン・リーのカメオ出演、とまぁ月並みになってるかもわかりませんが...。全クレジットが終わったあとの一コマもステキでした。マリア・ヒル(シールドの副長官)もカッコ良かった。今後の活躍にも期待が持てますね。

『アベンジャーズ』を観てない人はここまで読んでることもないと思うんであんまり意味はないかもしれないけど、それらがあくまでも“前提”としてある作品だから、やはりシネマティック・ユニバースの5本は押さえた上での鑑賞を強く推奨しますね。

『アイアンマン』⇒『インクレディブル・ハルク』⇒『アイアンマン2』⇒『マイティ・ソー』⇒『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』って感じで、単純にアメリカでの公開順に観ていくのがベストかと思われます。

インモータルズ -神々の戦い- / IMMORTALS

IMMORTALS

2

2011年 / アメリカ
監督:ターセム・シン・ダンドワール
脚本:ヴラス・パルラパニデス / チャーリー・パルラパニデス
出演:ヘンリー・カヴィル / ミッキー・ローク / ジョン・ハート / スティーヴン・ドーフ / フリーダ・ピント / イザベル・ルーカス / ルーク・エヴァンス / ケラン・ラッツ / ダニエル・シャーマン / ジョセフ・モーガン

むちゃくちゃ強い神様たちが、人間界の戦いに出てきちゃってむちゃくちゃになる映画。

英国王のスピーチ / THE KING'S SPEECH

THE KING'S SPEECH

4

2010年 / イギリス=オーストラリア
監督:トム・フーパー
脚本:デヴィッド・サイドラー
出演:コリン・ファース / ジェフリー・ラッシュ / ヘレナ・ボナム=カーター / ガイ・ピアース / ティモシー・スポール / デレク・ジャコビ / ジェニファー・イーリー / マイケル・ガンボン / ロバート・ポータル / エイドリアン・スカーボロー

ひとりの人間同士、友人同士、男同士のぶつかり合い。お見事でした。ジェフリー・ラッシュ最高。