時間をかけて着実にチーム力アップを図り、ウクライナ勢では初めて未知の世界であるベスト16入りを果たしたルチェスクのシャフタール。前線はほぼブラジル化してるものの、いわゆる"失うものはないチーム"の勢いをイタリアはローマまで持ってきた。
トップにルイス・アドリアーノ一人残してしっかりとローマのスペースを消しつつブロックで守るシャフタール。ルチェスクのプランがかっちりはまった立ち上がりだったが、セットプレーの流れからペッロッタがタッディから上がってきたクロスを頭で擦って先制される。しかしその直後、自慢のブラジリアンアタックが炸裂し、最後ジャジソンがぶち込んで同点に。ドウグラス・コスタ、ジャジソン、ヴィリアン、ルイス・アドリアーノら攻撃陣のアドレナリンも高まってくるとドウグラス・コスタが見事な左足ミドルをロマニスタ側のゴールに突き刺して逆転。さらにはリーセが考えられない位置でまさかのボールロスト。素早くルイス・アドリアーノへ流すときっちりドニを破り3点目。シャフタールはアドレナリン最高潮。ローマはパニック。
結局、後半のローマの猛攻をメネズに個人技で取られた1点のみに抑え、国内リーグのレギュレーションでここ2ヶ月公式戦から離れてるシャフタールがオリンピコで大暴れした夜となった。
Roma 2-3 Shakhtar Donetsk
- ドニ、カッセッティ、ブルディッソ、メクセス、リーセ(46' カステッリーニ)、タッデイ、デ・ロッシ、ペッロッタ、メネズ、ヴチニッチ(68' ボッリエッロ)、トッティ
- ピャトフ、スルナ、チグリンスキー、ラキツキー、ラツ、ムヒタリアン(79' ヴィツェネツ)、ヒュプシュマン、ドウグラス・コスタ(66' エドゥアルド)、ジャジソン(85' アレックス・テイシェイラ)、ヴィリアン、ルイス・アドリアーノ
- 得点者
- 28' ペッロッタ(ROM)、29' ジャジソン(SHA)、36' ドウグラス・コスタ(SHA)、42' ルイス・アドリアーノ(SHA)、61' メネズ(ROM)
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