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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

シリアスマン / A SERIOUS MAN

A SERIOUS MAN

4

2009年 / アメリカ
監督:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
出演:マイケル・スタールバーグ / リチャード・カインド / フレッド・メラメッド / サリ・レニック / アーロン・ウルフ / ジェシカ・マクマナス / アダム・アーキン / エイミー・ランデッカー / フィヴァッシュ・フィンケル / アレン・ルイス・リックマン

超一流のキャストを並べたド派手なブラックコメディ『バーン・アフター・リーディング』に続く『シリアスマン』では、主演に映画界ではほぼ無名なマイケル・スタールバーグを抜擢し、平凡で真面目な中年ユダヤ人物理学教授ラリー・ゴプニックの転落スパイラルなヒューマンドラマを描く。

『シリアスマン』のベースにはコーエン兄弟の少年期のルーツを辿る要素がある。そこに、憎めないんだけどなんかちょっとイラッとして癖になる各キャラクターであったり、ドミノ倒しのように次々に不条理で厄介なトラブルに巻き込まれたり、背筋が凍るような凶暴なビジュアルを突きつけてきたり、シュールなユーモアをテンポ良く放り込んできたりと彼らの作品では“おなじみ”のシーンもたっぷり盛り込まれている。言わば『シリアスマン』はブラザー・コーエン・パックのようなもので、思う存分楽しめる内容でした。

100年前のポーランドの小話、駐車場の話、歯科医の話、「あなたに起こることすべてをあるがままに受け入れなさい」、サイ・エイブルマン、シュールリアリスティック・ピロー。

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