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マーベル・スタジオズ製作 ジョス・ウェドン『アベンジャーズ』鑑賞

THE AVENGERS

マーベル・シネマティック・ユニバースの『アイアンマン』『アイアンマン2』『ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のヒーローや物語が合流してブッ放す、豪華過ぎる今夏大注目アクション超大作『アベンジャーズ』を先行上映で鑑賞してきました。109シネマズ川崎のIMAX 3Dです。

果てしない壮大な世界観の極上エンタテイメントの一部

THE AVENGERS 2

すでに周知されているように『アベンジャーズ』は、マーベルのシネマティック・ユニバース(スーパーヒーロー映画作品が共有する架空の世界)として製作された『アイアンマン』『ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の各ヒーローが、長官ニック・フェリー(サミュエル・L・ジャクソン)率いる国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)と呼ばれる組織に集結し、地球侵略を謀る宇宙人種族チタウリの軍団に立ち向かう話となっている。

ブッ放す7人のヒーローは以下の通り。

  • アイアンマン / トニー・スターク
    巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」元CEOかつ天才発明家。ジョーク好きでプレイボーイ。
  • キャプテン・アメリカ / スティーブ・ロジャース
    超人血清を打たれベータ線を浴び、強靭な肉体を手に入れた超人兵士。
  • ハルク / ブルース・バナー
    天才的な頭脳を持つ科学者。大量のガンマ線を浴び、怒りや憎しみを抱くと緑色のモンスターへ変貌。
  • ソー
    傲慢な性格から混乱を引き起こした罰として、地球へと追放された神様失格の男。
  • ブラック・ウィドウ / ナターシャ・ロマノフ
    世界最高の技術を擁した暗殺者であり、シールドのスパイ。ヒーロー顔負けの戦闘能力で戦う女。
  • ホークアイ / クリント・バートン
    シールドのエージェントで弓のスペシャリスト。様々な機能を持つ弓を使い分けて的確に射る。
  • ニック・フェリー
    国際平和維持組織シールドの長官。秘密も多いだろうが、現場の状況や兵士を優先するデキる長官。

このイントロダクションの時点ですでに「お腹いっぱい、もう食べれない」という状況にも関わらず、ここからさらに拡張して世界観が広がっていく想像が容易にできる点が『アベンジャーズ』のひとつの大きなポイントかもしれない。

ニック・フェリーは間違いなくまだいろいろ隠しているだろう、別の地域でアベンジャーズみたいな計画が進行してるんじゃないのか、そんなことを思いながらあのラストを受ければ、これから果てしない壮大な世界観が待っていると期待せざるをえない。

“消えてる”ヒーローがいない

マーベルには最初からヒーロー映画というよりも戦争映画にすると言っておいたんだ。

via: ジョス・ウェドン

THE AVENGERS 3

脚本と監督を手がけたジョス・ウェドンが『アベンジャーズ』を撮るにあたって参考にした映画は『七人の侍』(黒澤明監督/1954年)、『特攻大作戦』(ロバート・アルドリッチ監督/1967年)、『ブラックホーク・ダウン』(リドリー・スコット監督/2001年)の3作品とのことで、あらかじめ戦争映画にすると話していたそうだが、各ヒーローに標準を当てても、誰一人として“消えてる”ヒーローがいないという点が素晴らしかったです。

“消えてる”というのは、「あれ?そういえばアイツは...?しばらく出てきてないけど...」みたいな、この手の作品ではありがちになってしまいそうな展開がまったくない。どのヒーローたちにも特徴を活かした大きな見せ場があり、すごくバランスがとれている群像劇。特に後半でヒーローたちが入れ替わり立ち代わりクロスするように描かれる戦闘シーンは鳥肌が立ちっぱなしでした。

バイクに乗って遅れて登場してきたバナーがハルクになって大暴れしたときのインパクトはやや強く残ったけど...。

THE AVENGERS 4

ファンとして特に脳汁が出たシーンを挙げるとすれば、スタークとキャプテンが初めて並んで映ったシーン、ブラック・ウィドウvsホークアイ、フィル・コールソン(シールドのベテランエージェント)の最期、キャプテンのリーダー級の指示、スタークタワーから落ちるスタークがパワードスーツ(マークⅦ)を身にまとうシーン、ハルクがロキ(ソーの義理の弟)をボコボコにするシーン、スタン・リーのカメオ出演、とまぁ月並みになってるかもわかりませんが...。全クレジットが終わったあとの一コマもステキでした。マリア・ヒル(シールドの副長官)もカッコ良かった。今後の活躍にも期待が持てますね。

『アベンジャーズ』を観てない人はここまで読んでることもないと思うんであんまり意味はないかもしれないけど、それらがあくまでも“前提”としてある作品だから、やはりシネマティック・ユニバースの5本は押さえた上での鑑賞を強く推奨しますね。

『アイアンマン』⇒『インクレディブル・ハルク』⇒『アイアンマン2』⇒『マイティ・ソー』⇒『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』って感じで、単純にアメリカでの公開順に観ていくのがベストかと思われます。

もっと言うと『アベンジャーズ』鑑賞後に上記のように各作品を振り返れば、200〜300%楽しめるんじゃないかと思うので、これからそれをやろうと思ってます。

観たら感じるだろうけど、トレーラーでいいとこ出し過ぎなんじゃないのか...w

category

Movie

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