tag

tag: “DavidLynch”

“DavidLynch”

インランド・エンパイア / Inland Empire

Inland Empire

4

2006年 / アメリカ=フランス=ポーランド
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
出演:ローラ・ダーン / ジェレミー・アイアンズ / ハリー・ディーン・スタントン / ジャスティン・セロー / カロリーナ・グルシュカ / スコット・コフィ / グレイス・ザブリスキー / ダイアン・ラッド / ジュリア・オーモンド / アマンダ・フォアマン / ジョーダン・ラッド / スタンリー・カメル

最高じゃないですかわけわかんないっぷりが。あの顔アップのばあちゃんに始まり、そこらへんの中途半端なホラー映画よかだんぜん怖いですよ、あのカメラワークは。それから思うのは、断片的な軽いデジャヴも交え、めまぐるしくかわるニッキーの1つ1つのシーンのクオリティの高さといい美しさ。これだけでも見応えがあるように思う。

それでもやっぱりマルホ同様、気付くとなんとか繋げよう!繋げよう!としてる自分がいるんですが、ボール繋げないときは得てしてこんなもんだ。というかリンチの場合はそのボールもない状態だけど。もわもわしてるものに形もなにもないわけで、やっぱりそこではそこの楽しみ方がある。ポーランドっていうところもそれがさらに引き立ってて良かったなー。ん、てか自分でも何を言ってるのかサッパリなんですが、結局そういうことなんだと思います。

ストレイトストーリー / The Straight Story

The Straight Story

4

1999年 / アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:メアリー・スウィーニー / ジョン・ローチ
出演:リチャード・ファーンズワース / シシー・スペイセク / ハリー・ディーン・スタントン

リンチの実話を基にしたトラクターストーリー(?)。おじいちゃんがまったく連絡をとってなかった兄の元へトラクターで向かう話。

だいぶゆっくりとした描写だけど、何か力強いものを感じたような。ラストシーンなんかはすごく好きです。

ブルーベルベット / BLUE VELVET

BLUE VELVET

3

1986年 / アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
出演:カイル・マクラクラン / イザベラ・ロッセリーニ / デニス・ホッパー / ローラ・ダーン / ホープ・ラング / プリシラ・ポインター

とにかくデニス・ホッパーがおっかなかった。怪演です。近くにに住んでてほしくない。

近所の坊やとドライブ行ったときの「ハイネケンなんかねーんだよ!」ってのと、ジェフリーを探してるときにぜんぜん関係ない警官を撃っちゃったところが面白かった。

ある日、落ちてる耳を拾います。同じく世の中は不思議だと思います。あの学生の彼女はもう何が起こってんだか気になってしょうがなかっただろうな。

地味にかわいそうなのは、彼女を取られたマイク。にしてもいきなりケツ掘んなよ。

マルホランド・ドライブ / Mulholland Dr.

Mulholland Dr.

5

2001年 / アメリカ
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
出演:ナオミ・ワッツ / ローラ・ハリング / ジャスティン・セロー / アン・ミラー / ダン・ヘダヤ / マイケル・J・アンダーソン

いやハッキリ言ってわけわかんないですよ。お口あんぐり。特に後半1時間くらい。
でも何かに引っ張られるようにどんどん惹き込まれていった。意味不明で「???」で頭が一杯で、脳みそフル稼働で、けどわかんなくて、面白い。
わけわかんなくても流れに身を任せて、不思議な魅力に浸かれたからよかった。絶対2回以上観たほうがいいねコレ。観れば観るだけいろいろ出てくるね。
---
以下はネタバレ注意報発令中です。
「楽団はいないのだ!」ってセリフとカウボーイがけっこうポイントになってるかなと。
気前のいいおばちゃん大家や老夫婦は実在しないんだろうし、カウボーイが牧場で監督に話した「態度で人生は変わる。」ってのと、ダイアンの家に来て「もういい起きる時間だ。」っての。
現実と夢がごっちゃになって、都合のいいように人物を置き換えてるけど、時間的なことをふまえて小道具とかを整理すれば自分なりにそれなりの解釈は持てる。
それぞれ見た人によって違った捉え方が出来るのがこの映画の面白いところだね。
---