2003年 / フランス=イギリス
監督:フランソワ・オゾン
脚本:フランソワ・オゾン / エマニュエル・ベルンエイム
出演:シャーロット・ランプリング / リュディヴィーヌ・サニエ / チャールズ・ダンス / ジャン=マリー・ラムール / マルク・ファヨール / ミレイユ・モセ
自分であれこれイマジネーションして自分なりの解釈を持つのが好きな人なんかにはたまらん1本かと。噛めば噛むほどのスルメ系ですかね。
お母さんが事故で亡くなったって話をしだしたときのあの庭師の娘の態度の急変っぷりは何だったのか、ジュリーはどっちがホントのジュリーだったのか、ジュリーとお母さんの背景はどーなってるのかなどなど考えれば考えるほど深い。
プールサイドに寝てるジュリーを見ながら男が息子を触る、プールサイドに寝てるサラを見ながら庭師が興奮するなどを筆頭に全体的に官能的な感じではあるものの、そこには横ではなく縦への奥深さがうかがえる。しかもときたま小洒落たフランスのそれっぽさと言ったらいいのかわかんないけど、心地のよさを感じれるシーンなんかもあったなぁ。あの女優2人ともスゴイです。いろんな点からも。
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