先週の金曜にボウリングに行ったあと飲みに行って、3時4時くらいの深い時間に映画の話になって、それぞれどの映画が心に残ってるかみたいな話になったんで、『ユージュアル・サスペクツ』を挙げてタラタラしゃべってたらいてもたってもいられなくなって、積まれてるDVDから探し出してきて(つか心に残ってる1本が手の届くところにないのはいったいどういうことなんだ)改めて観た。
2009年となった今から振り返るともう14年も前の映画になるのか...。まったくそれを感じないのは単に歳を食ったからなのか、心に残ってるものだからなのか、知らない人が観たら「古くさい」とかって思うのか。
そんなことはどーでもいいとして、やっぱり衝撃的な映画ですよコレは。構成が見事過ぎる。それでいてケヴィン・スペイシーもベニチオ・デル・トロもスティーヴン・ボールドウィンもガブリエル・バーンもみんなみんな演技が素晴らしく、すんなり感情移入できちゃう点が良い。
そんな枠にきっちり収まって、あんなラストをかまされちゃったらもうどーしようもないですよ。当時のティーンエイジャーのボクからしたらどーしよもないですよ。今観てもあのときと同じ鳥肌が立った。刑事のおっさんがマグカップを落としたあたりからエンドロールにかけてのあの数分は永遠に青春だ。
そんなこんなで「ケヴィン・スペイシーすげー!」とか「この監督誰だ!?ブライアン・シンガーっていうのか!」ってことで『パブリック・アクセス』っていう前の作品を速攻で借りてきて観たけどもさっぱりわからなかったっていう記憶もまたセットで青春だ。
まだCDと同じ大きさのケースでDVDが売られていた頃、ユージュアル・サスペクツももちろんあったんだけどなかなか高くて先送りにしてたら、いつの間にか生産終了してて相当ショックを受けたのもまたセットで青春だ。
そんなこんなで数年が経ってパラマウントがユージュアル・サスペクツを再販しますよ(確か2006年)っていうニュースを見たときに両手でガッツポーズしたのもまたセットで青春だ。
この流れでベニチオ・デル・トロ主演の『チェ 28歳の革命』に行くのもアリだなー。
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