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Webディレクター/デザイナーtakasyiのウェブログ。日々の出来事や関心ごと・映画・写真・フットボール・Mac・Webデザインなどを中心に日本の片隅から細々と絶賛配信中。

旨いんだな、困ったことに

おくりびと

確かに納棺士という職業は世間の認知度も理解度も低いのかもわかんないけど、ボク自信の中ではそういった意識はまったくなく、「単なる形式上の作業」や「ビジネス」でしか遺体に接しないという意味が加味してたであろう「汚らわしい!」という妻のセリフもピンとこなかったんですが、納棺という儀式を通して「死」とは何なのかという部分と向き合いっぱなしだった「おくりびと」を鑑賞。

死とは『門』なんです

死は「門」だなぁって。死ぬっていうことは、終わりってことでなくて、そこをくぐりぬけて次へ向かう。まさに「門」です。

via: 火葬場の職員

物語の終盤で笹野高史演じる火葬場の職員が語ったセリフを筆頭に、NKエージェント社長(山崎努)が白子を頬張りながらしゃべった『死ぬ気になれなきゃ食うしかない。食うんだったら旨い方がいい。』とか『旨いんだな、困ったことに。』とかっていうセリフの数々は、心情描写としてまさに「死」という現実を直視して描いてる裏付けだと思ったし、そういう意味ではビジュアル面での「納棺士」との表現バランスが良くて、伝わることが多かった。

category

Movie

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