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Webディレクター/デザイナーtakasyiのウェブログ。日々の出来事や関心ごと・映画・写真・フットボール・Mac・Webデザインなどを中心に日本の片隅から細々と絶賛配信中。

後味の悪さピカイチ映画

FUNNY GAMES

先日買ったKZ2に思いのほかハマってるようで、連日同僚と部屋に入って撃ち合いを繰り広げてますが、ちょっと前、GW手前で友人から紹介されたファーニーゲームという映画を観ました。とにもかくにも後味の悪さがびっくりするくらい、笑えちゃうくらいピカイチ。

もっと早く観ておきたかった

1997年のオーストリア映画なんですが、こんな表現をした映画が存在してたなんて。日本では2001年に公開されたっぽいんですが、あまりの内容に席を立つ人が続出したとかっていうエピソードもあるくらいのヒドさです。ここまで一貫性があるとむしろ気持ちイイくらい。ストーリーとしては卵を借りにきた近隣の人が突然その家族を襲い出し、次々に良からぬことをしでかして行っちゃうって話。そのままグイグイ突っ走ります。

観客に問いかける

「ただの後味最悪な暴力映画」になってない重要な部分がココに尽きるんじゃないかと思いますが、話が進むにつれ犯人の男が観客に向けて話しかけてくるくだりがいくつか出てきて、それに加え、後半では「映画」としては御法度な手法を使ってまざまざと「自分たちの意味」を提示してきます。自ら映画を撮ってる側に回るような撮り方・構成で、しかもそれがケタ外れで道から反れている。映画を通して「映画」という媒体に対する強いメッセージのようなものを感じました。

緊張感の維持

俗に言うホラー映画じゃないけど、事件が勃発してから最後まで、一定の緊張感のまま展開していった演出には脱帽です。単純にエンターテイメントとしての映画ととるならば誰にも勧めないし、観ない方がかえっていいとは思うけど、表現としての映画ととるならばぜひ観てもらいたいです。ホントもっと早くファニーゲームに出会いたかった!

category

Movie

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