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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

街のあかり / LAITAKAUPUNGIN VALOT

LAITAKAUPUNGIN VALOT

4

2006年 / フィンランド=ドイツ=フランス
監督:アキ・カウリスマキ
脚本:アキ・カウリスマキ
出演:ヤンネ・フーティアイネン / マリア・ヤンヴェンヘルミ / マリア・ヘイスカネン / イルッカ・コイヴラ / カティ・オウティネン

孤独すぎて何をやってもことごとく失敗する男を見事に描いてます。スゴイなー。あんだけ体中から人を寄せ付けない孤独オーラが出てる人は初めて見た気がする。それでもあのソーセージ屋のおばちゃんがちょっとその孤独感に割って入ってきたりするんで、そこの絡みも面白いです。そしてそのどーしよもなく孤独な主人公コイスティネンが1回だけ笑うシーンがあるんだけども、「そうかぁ...」って部分ですね。9割が敗北と孤独で1割が希望...?1割もあるかなどーかな。

カウリスマキ映画で共通して感じるのはタバコ、コーヒー、部屋がなんかステキだったり、お湯沸かしたり料理作ったりといった日常の行動から独特の空気が伝わってくる部分。むちゃくちゃコーヒー飲みたくなるし、タバコ吸いたくなるし、ソーセージ食いたくなる。

めがね

めがね

4

2007年 / 日本
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
出演:小林聡美 / 市川実日子 / 加瀬亮 / 光石研 / もたいまさこ / 橘ユキコ / 中武吉 / 荒井春代 / 吉永賢 / 里見真利奈 / 薬師丸ひろ子

かもめ食堂同様、むちゃくちゃ腹が減る映画。腹が減っててのども渇いてたらどーしよもなくなる映画です。え?たそがれに来たんじゃないの?ってことでみんなでたそがれましょうか。相変わらずいい空気感だったなぁ。

多くを話さない絶妙な間だったりあの朝飯だったりメルシー体操だったり。「才能ありますよ」「え?」「ここにいる才能」。なんとなく不安になってきてそこから80mくらい走ったらそこを右ってのがかわれは才能あるみたいです。台詞が少ないから同時にみんなの一言一言がすごく心に響いてくる。「携帯電話が通じないんですよ、いいでしょ」。ゆっく〜りと観るには最適な1本なんだと思います。

この場所に来て「たそがれ」たいが、ふだんの生活でも自分だけのそういう場所があればいいなって思った。もたいまさこの醸し出すあの雰囲気はなんなんでしょうか。最後の登場なんかもう圧巻だったもんなぁー。サクラのかき氷と梅はその日の難逃れな梅干し食いたい。加瀬亮は伊勢エビのCMに出ればいいんじゃないでしょうか。

モンスターズ・インク / MONSTERS, INC.

MONSTERS, INC.

4

2002年 / アメリカ
監督:ピート・ドクター
脚本:ダン・ガーソン / アンドリュー・スタントン
声の出演:ジョン・グッドマン / ビリー・クリスタル / メアリー・ギブス / ジェームズ・コバーン / スティーヴ・ブシェミ / ジェニファー・ティリー / ボニー・ハント / ボブ・ピーターソン / ジョン・ラッツェンバーガー / フランク・オズ

子供の悲鳴をエネルギーにして暮らすモンスターたちっていう設定がまずしびれます。もうその発想の時点でつかみはOKなんじゃないでしょうか。話の入り方もいいなぁあれ。

サリーのふわふわした毛がもうなんとも言えない感じで良すぎる。ブーがむちゃくちゃ可愛かったし、ブシェミの声(ランドール)もハマってて面白かったです。ストーリーもステキ。

マシニスト / THE MACHINIST

THE MACHINIST

3

2003年 / スペイン=アメリカ
監督:ブラッド・アンダーソン
脚本:スコット・コーサー
出演:クリスチャン・ベイル / ジェニファー・ジェイソン・リー / アイタナ・サンチェス=ギヨン / ジョン・シャリアン / マイケル・アイアンサイド

クリスチャン・ベイルの「気持ち悪さ」を観るのでもアリかと思うんです。365日寝てない...とかっていうコピーを見ましたが、そんなんじゃないじゃん。
うわわわわ...!冷蔵庫になんか貼ってあるよー!コレ見終わったらちょっと痩せた気分になるんだと思います。気分ですが。

マッハ! / ONG-BAK

ONG-BAK

3

2003年 / タイ
監督:プラッチャヤー・ピンゲーオ
脚本:スパチャイ・シティアンポーンパン
出演:トニー・ジャー / ペットターイ・ウォンカムラオ / プマワーリー・ヨートガモン / スチャオ・ポンウィライ / チェータウット・ワチャラクン / ルンラウィー・バリジンダークン

ストーリーに手作り感が出過ぎているように思えるけども、逆にこれがトニー・ジャーのアクションを引き立てているんじゃないかとかそんな印象。
買うつもりはなかったけど、店頭にこれ見よがしで並んでて勢いに負けて買ってしまった。買ってしまったって言ったらアレだけど面白かったです。お話どーのこーのよりトニー・ジャーを観てれば面白いです。膝、膝、肘、膝、肘、膝、膝!!みたいな。仏像返せよ!肘、膝、膝、肘、膝!!みたいな感じ。