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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

かいじゅうたちのいるところ / WHERE THE WILD THINGS ARE

WHERE THE WILD THINGS ARE

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2009年 / アメリカ
監督:スパイク・ジョーンズ
脚本:スパイク・ジョーンズ / デイヴ・エッガース
出演:マックス・レコーズ / キャサリン・キーナー / マーク・ラファロ
声の出演:ローレン・アンブローズ / クリス・クーパー / ジェームズ・ガンドルフィーニ / キャサリン・オハラ / フォレスト・ウィッテカー / ポール・ダノ

50年近く前から愛されている絵本の映画化とは言え、それは決して子供向きというわけでもない。むしろ吹き替え版でちっちゃい子が観たとして、“着ぐるみ”や“世界観”のビジュアル以外で楽しめてるのか?という疑問すら抱くほど、人間たちがいる世界同様に、かいじゅうたちの世界もデリケートでいろいろな感情がひしめき合っている。スパイク・ジョーンズが「人間関係の難しさを描いている」と語っているように、見せる表情も繊細かつ多彩だ。

とは言っても少年とかいじゅうたちがやってることは思いっきりダッシュしたり、ジャンプしたり、秘密の基地へ連れて行ったり、泥だんごを投げ合ったりで、一般的に見る“子ども”の遊びだ。

しかし、崖まで走りきったあとの夕陽、泥だんご合戦でアレキサンダーが2回だんごをぶつけられるくだり、マックスの雪合戦が伏線となりキャロルが同じことをリピートするくだりなどなど、そんな子どもの遊びを経て大人になった世代でも思わずグッとくるシーンが多々用意されている。それを大いに感じたのはやっぱりあのラストシーンかなー。

インスタント沼

インスタント沼4

2009年 / 日本
監督:三木聡
脚本:三木聡
出演:麻生久美子 / 風間杜夫 / 加瀬亮 / 相田翔子 / 笹野高史 / ふせえり / 白石美帆 / 松岡俊介 / 温水洋一 / 宮藤官九郎 / 松坂慶子

三木聡ならではの小ネタもちらほら散りばめられつつ、出過ぎた印象もなくてバランスの良さを感じた。コミカルな電気屋のオッサン演じる風間杜夫がスゴい。あと看護士めっちゃ腹立つ。

みんなの理想の折れクギは300円なり。麻生久美子がいろんなコスプレで登場するんでたまりません。「あたしだって、揺れることがあるの。」「うん、大丈びぃー。」「ウルトラスーパーアルティメット勝手だよね!」などなどセリフもグッときます。元気いっぱいな麻生久美子のPVとしても見応え充分!?ハナメと市ノ瀬がアンティークショップに行くシーンがわりとツボです。

「世の中の出来事のほとんどはたいしたことないし、人間泣いてる時間より笑ってる時間のほうが圧倒的に長いし、信じられないものも見えるし、ひとまず寝ればたいていのことは忘れられるのよ!とにかく水道の蛇口をひねれ!そして、その嘘と意地と見栄で塗り固められた、しょーもない日常を洗い流すのだー!」

ターミネーター4 / TERMINATOR SALVATION

TERMINATOR SALVATION4

2008年 / アメリカ
監督:マックG
脚本:ジョン・ブランカトー / マイケル・フェリス
出演:クリスチャン・ベイル / サム・ワーシントン / アントン・イェルチン / ムーン・ブラッドグッド / コモン / ブライス・ダラス・ハワード / ジェーン・アレクサンダー / ジェイダグレイス / ヘレナ・ボナム=カーター / マイケル・アイアンサイド / イヴァン・グヴェラ / クリス・ブラウニング

いやー!悪夢のT3からの持ち直しっぷりがハンパないじゃないすかー!クリスチャン・ベイル良いっ!

まぁ持ち直しって言うとアレで、自分の中でターミネーターは2で終わってるって納得させてるんで、そういう意味でも安心(?)して楽しめた気がする。

T1とT2の独特の臨場感(T2のサイバーダイン社が吹っ飛ぶシーンとかヘリやトレーラーなど乗り物関連)をリスペクトしつつ反映出来てる。特にコナーがヘリに乗って(カメラもパイロット席)爆風に巻き込まれて墜落するシーンなんて見事じゃないですか。

マシンも魚みたいなヤツがいたり、モトクロスだったり、偵察機だったりしてレパートリーが増えてる分、楽しめた。コレだけで観る人でもロボット戦争映画として充分と思います。マシンなのにあんま標準合わせて撃てないんだな。きっちりトドメを指す今回のコナー。T3のへたれコナーとは大違いなわけです。

転々

転々4

2007年 / 日本
監督:三木聡
脚本:三木聡
出演:オダギリジョー / 小泉今日子 / 吉高由里子 / 岩松了 / ふせえり / 松重豊 / 広田レオナ / 津村鷹志 / 宮田早苗 / 石井苗子 / 横山あきお / 平岩紙 / ブラボー小松 / 末広ゆい / 渡辺かな子 / 並木幹雄 / 明日香まゆ美 / 福島一樹 / 村崎真彩 / 麻生久美子 / 笹野高史 / 鷲尾真知子 / 石原良純 / 才藤了介 / 風見章子 / 岸部一徳 / 三浦友和

三浦友和良かったー。とにかくオダギリジョーと三浦友和の2人が移りゆく東京をひたすら歩き回るロードムービーちっくな仕上がりですが、自分が知ってる場所が出てきたりするたびに上がってました。小泉今日子のお母さん役も引き立ってました。

「東京の思い出の場所のうち50%がコインパーキングになっちまった。」ってセリフが印象的。結局自分の嫁を抱かなかった唯一の男をボコボコには出来ずにいっちゃったんだね。

街角で岸部一徳見かけたいなー!「肛門のスジが1本少ない」は言わない!崖のニオイがするつむじを持つ上司。

おと・な・り

おと・な・り4

2009年 / 日本
監督:熊澤尚人
脚本:まなべゆきこ
出演:岡田准一 / 麻生久美子 / 谷村美月 / 岡田義徳 / 池内博之 / 市川実日子 / 郭智博 / 清水優 / とよた真帆 / 平田満 / 森本レオ

なんか...、良い話だなぁ。こんなおとなりさんストーリーがあったらたまんない。

映像に柔らかさや安定感があって、その演出にどの出演者もきちんと溶け込めてる感じが心地良かったです。写真のみの登場で終盤出てきた池内博之なんかは特に良かったんじゃないでしょうか。もう2人がどんあ風に出会うんだろうかってドキドキした。

普段は意識してないんだけど、なくなるとなんとなく寂しくなる音。麻生久美子は花屋さんがめっちゃ似合う。あのくしゃみ好き。dococa。基調音。