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Webディレクター/デザイナーtakasyiのウェブログ。日々の出来事や関心ごと・映画・写真・フットボール・Mac・Webデザインなどを中心に日本の片隅から細々と絶賛配信中。

『ハプニング』鑑賞

THE HAPPENING

本日公開のM・ナイト・シャマラン『ハプニング』を観てきました。
特にシャマランのファンとかではないんだけども、彼なりの世界観を貫き通しながら突っ走る様子はなかなかグッと来るものがあって、前日も同僚と飲みに行って「明日からハプニングかー!」みたいな感じで盛り上がっちゃったりもしたんで。

セントラルパークでみんな突然立ち止まったり、ビルの上から次々に飛び降りたりする映像が予告やCMでもバンバン流れてて「いったい何が起きてるのか!?」的な打ち出しだけども、もう開始早々から見えない脅威に容赦なく襲わればったばったと死んで(自殺して)いくショック映像を見せつけられる。そんな数々のショック描写含めた映像や音響などはシャマランらしいなぁーとは思ってたけど、最初の1時間くらいは、何も知らず逃げまどい、何もわからないまま確信を得られずに巻き込まれ、ただただ自殺をしてく人々をひたすら描いてて、そういう意味では怒濤だった。iPhoneに映し出された飼育員のおっちゃんの最期ときたら...。『サイン』のときに出てきた「偶然ホームビデオにエイリアン登場」の衝撃映像を思い出しちゃった。

「なんでこんなことになってるのか」というのは人類に向けた地球からの警告なんじゃないかっていうところで落ち着いて、そのものはハッキリしません。どーぞ観客のみなさんお好きに考えてみて下さい的な。というか、あの展開ではハッキリさせようがないだろうし、ハッキリさせちゃうと違った種の話になっちゃう。最近公開されてる映画で言うと、それぞれテーマや本質は異なるものの、何に襲われてるのか、何が起きてるのかといった導入部分では『CLOVERFIELD』や『MIST』なんかが挙がるけど、それで言うと現実味を帯びてるのはシャマランのハプニング。「ミツバチが姿を消してる」とか「自然はわからん」とかっていう冒頭の伏線もあり、考えれば考えるほどボクたち人類は進化が遅くて、オレらこんだけ出来るようになってんだけど、ってか邪魔とかしてんじゃん、ちょっと懲らしめていい?みたいな自然界を伺わせる。ははーん、今回のシャマラン、スルメ系だなぁー。

category

Movie

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