cinema | roughtab

Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ゆれる

ゆれる

4

2006年 / 日本
監督:西川美和
脚本:西川美和
出演:オダギリジョー / 香川照之 / 伊武雅刀 / 新井浩文 / 真木よう子 / 木村祐一 / ピエール瀧 / 田山涼成 / 河原さぶ / キタキマユ / 田口トモロヲ / 蟹江敬三

信頼しあっていた兄弟が、「ゆれる」橋の上で起こったことがキッカケで...。いったいお前は何を見たんだ!?そんなところにみるみるうちに兄弟も周りもぐちゃぐちゃ巻き込まれていきます。あぁ...、悲しいなぁ、切ないなぁ...。同じ血を分けて生まれた兄弟の深さと悲しみを、見事なまでに痛切に描いちゃってるなぁ...。

とにかくその様子が描かれていく過程で、主演のオダギリジョーと香川照之はもちろん、共演者の演技だったり立ち位置だったりバランスだったり、洗濯機や洗濯物、トマトやブランコなどなど、シーンを描写する小物だったり、カメラワークだったりが絶妙で、ぐいぐい持ってかれました。なんなんだこの巧みさは!?とか思っちゃいました。検察官のキム兄のあの感じなんてたまらんよなぁ。

2人の智恵子に対する想いが「え?死んじゃったのにそんな感じ??」って印象であまりにも薄くて智恵子がかわいそうでしょうがなかったんですが、そのぶん兄弟にウエイトが置かれてるんだなぁと。ラストも焼き付きます。結局落とされたのか落ちたのか、どっちなのか、どっちともとれるなってところで観てる側の心もゆれます。

SAW III

SAW III

4

2006年 / アメリカ
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:リー・ワネル
出演:トビン・ベル / ショウニー・スミス / アンガス・マクファーデン / バハー・スーメク / ディナ・メイヤー / J・ラローズ / デブラ・リン・マッケイブ

1、2と知らない人は、なんのこっちゃわからんイカれたスプラッター大発狂ムービーですが、なにはともあれ、最後にシャキーンと話が繋がるんで「!!!」っていう感覚がイイです。

誰がテストされてるのかわからない。このゲームはいったい誰のゲームなのか。何人か飛び越えて、実は君でしたみたいな。バックグラウンドの設定がそれにくっついてくる。

いやー、しかしまぁ頭切って、頭蓋骨パックリ取り外して、脳みそこんにちは!ってあんなにアップで流された日にゃ...。人の手足はどんだけねじれるの?とかマシューズ刑事の右足とか、このへんの描写もシリーズ毎にエスカレートしてるなぁ。

ただ、構成上ムリは出てくるとは思うけど、1のときみたいな単純なトリックで驚かされた感覚がだんだんなくなってきてる。その分、アイツの死はアンタが握ってる的な設定がたくさんあるので、結局目が離せない面白いシリーズではあります。そういう意味で4はガラリと状況が違うようね!?だってアイツもアイツも、アイツまでいないんだから。

ナイスの森 The First Contact

ナイスの森

4

2004年 / 日本
監督:石井克人 / 三木俊一郎 / ANIKI
出演:寺島進 / 浅野忠信 / 池脇千鶴 / 吹石一恵 / 加瀬亮 / 尾野真千子 / 西門えりか / 高橋マリ子 / 轟木一騎 / 三木俊一郎 / 菊地凛子 / 伴杏里 / 貫地谷しほり / 夏帆 / 三浦葵 / 下田奈奈

豪華なメンツで作ったちょっとクセのあるPVみたいな印象。A面・B面があって、間に3分間の休憩が入るのなんて初めて観た。繋がってるのかそーじゃないのか、あ、やっぱ繋がってるのか!?っていういくつかの話があって、何気に2時間反半なんだけどそこまで長いなとは感じなかった。

寝てるときの夢なんてあんな感じなんだろうな、実写化すると。なんかエイリアンの出来損ないみたいなのがねちょねちょしてて気持ち悪い。つか南ちゃんて。

内容はないものの、ぼーっと観てると見所がいっぱい。加瀬亮のダンスとか寺島進の舞とか西門えりかがかわいかったりとか。
語り温泉3人姫の話がもっと聞きたかった。ロックなホームルームいいね。ペロ監督(ペロの通訳?)のアニメが観たい。あとちゃんと揃ってる合コンピクニックに行きたい。

けっこう出だしで分かれるかもしれないけど、だまされたと思ってちょっとつけといたらどーですかね??

かもめ食堂 / ROUKALA LOKKI

かもめ食堂

4

2005年 / 日本
監督:荻上直子
脚本:荻上直子
出演:小林聡美 / 片桐はいり / もたいまさこ / ヤルッコ・ニエミ / タリア・マルクス / マルック・ペルトラ

ゆっくりとやさしい時間が流れていくような雰囲気を体感できる映画。そしてむちゃくちゃゴハン食べたくなります。いい映画だなぁ〜。

やっぱり明日世界終わるならおいしいもん食べたいよね!おいしいもん食べてるときは幸せの何ものでもないもんね!あぁ...かもめ食堂の全メニュー食べ尽くしたい!

フィンランド素敵です。フィンランド好きにはたまらんもんがあるんじゃないでしょうか。手違いで荷物届かなかったりすんの?

フィンランド人だろうが、日本人だろうが、何人だろうがやっぱり事情のある人生送ってたりして、それぞれのエピソードでちょこっと見えてきたりもするけど、そこまで深入りしない具合に3人の感じがふわっと重なり合ってくる。演技も素晴らしいんじゃないでしょうか。小林聡美のいらっしゃいはかなりイイです。マリメッコ。コピ・ルアック。

ユナイテッド93 / UNITED 93

UNITED 93

4

2006年 / アメリカ
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ポール・グリーングラス
出演:ハリド・アブダラ / ポリー・アダムス / オパル・アラディン / ルイス・アルサマリ / デヴィッド・アラン・ブッシェ / リチャード・ベキンス / スターラ・ベンフォード

93便の機内は「こうだったんじゃないか」というのを可能な限り再現した映画。始めから終わりまでどのシーンもリアル。

というかなんというか、いろんなものの次元を超えてしまってるというか、それは911という事実があったからということが大きいと思うけど、見終わったあとしばらく真っ白になってた。動けなかった。あのラストとか...。本当に「恐ろしいもの」っていうのはこういうことなんだなと思った。