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Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

ダージリン急行 / THE DARJEELING LIMITED

THE DARJEELING LIMITED4

2007年 / アメリカ
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン / ロマン・コッポラ / ジェイソン・シュワルツマン
出演:オーウェン・ウィルソン / エイドリアン・ブロディ / ジェイソン・シュワルツマン / アンジェリカ・ヒューストン / アマラ・カラン / カミーラ・ラザフォード / ウォレス・ウォロダースキー / ビル・マーレイ / ナタリー・ポートマン

父の死をきっかけに疎遠となってた3兄弟が、長男フランシスの呼びかけでインド北西部を走るダージリン急行に集結。心の旅として絆を取り戻そうとする珍道中をウェス・アンダーソンが描きます。

なんだかふわふわした気持ちで見れるロードムービーとでも言うか、インドの街並みやダージリン急行の車内、出てくる小物なんかもかわいくて、ドタバタし過ぎて列車から追い払われたり、妙なコトでケンカ始めちゃう兄弟たちもどこか情けなくて、あの3人のブッキングはとても良かったんじゃないでしょうか。特にエイドリアン・ブロディ。オープニングのビル・マーレイでグッと引き寄せられたかも。あのカバン1個欲しいなー。

それとプロローグとして制作された短編「ホテル・シュヴァリエ」のナタリー・ポートマンにビックリでした。色っぽいなー。

大いなる陰謀 / LIONS FOR LAMBS

LIONS FOR LAMBS

3

2007年 / アメリカ
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
出演:ロバート・レッドフォード / メリル・ストリープ / トム・クルーズ / マイケル・ペーニャ / デレク・ルーク / アンドリュー・ガーフィールド / ピーター・バーグ

ロバート・レッドフォードの社会派映画。ほぼ議論です。でも目が離せなかった。ジャーナリストとして葛藤するメリル・ストリープ良かったです。にしてもこの邦題ヒドすぎるんじゃなのか...。

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド / THERE WILL BE BLOOD

THERE WILL BE BLOOD

4

2007年 / アメリカ
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイス / ポール・ダノ / ケヴィン・J・オコナー / キアラン・ハインズ / ディロン・フレイジャー / バリー・デル・シャーマン / コリーン・フォイ

ぐわー、疲れたぁ。すごいですね、エゴイスティックな人物像が。ダニエル・デイ=ルイス、見事な怪演っぷり。特にボウリングレーンでのくだりはスゴかったなぁ。あの時代背景で神父さんとのやりとりの中で本物を見てるかのようだった。カメラワークも秀逸。

血が叫べば実行すべし、血も涙もない、血で血を洗うみたいなところで、コイツ何企んでんだ!?、騙すのか!?、騙されるのか!?の駆け引きややりとりでグイグイ引き込まれ、その非情っぷりもハンパじゃないですが、全体を通しての完成度を見ると美しい。

バンテージ・ポイント / VANTAGE POINT

VANTAGE POINT

3

2008年 / アメリカ
監督:ピート・トラヴィス
脚本:バリー・L・レヴィ
出演:デニス・クエイド / マシュー・フォックス / フォレスト・ウィッテカー / サイード・タグマウイ / エドゥアルド・ノリエガ / エドガー・ラミレス / アイェレット・ゾラー / シガーニー・ウィーヴァー / ウィリアム・ハート

カーチェイスは見応え十分だった。レーガン以降はみんなそうなんだ。90分ってところが良かったんじゃないでしょうか。何も残らない完全アトラクションムービー。

TOKYO! / TOKYO

TOKYO

4

2008年 / フランス=日本=韓国
監督:『インテリア・デザイン』ミシェル・ゴンドリー / 『メルド』レオス・カラックス / 『シェイキング東京』ポン・ジュノ
脚本:『インテリア・デザイン』ミシェル・ゴンドリー / 『メルド』レオス・カラックス / 『シェイキング東京』ポン・ジュノ
出演:『インテリア・デザイン』
藤谷文子 / 加瀬亮 / 伊藤歩 / 妻夫木聡 / 大森南朋 / でんでん
『メルド』
ドニ・ラヴァン / ジャン=フランソワ・バルメ / 石橋蓮司 / 北見敏之 / 嶋田久作
『シェイキング東京』
香川照之 / 蒼井優 / 竹中直人 / 荒川良々 / 山本浩司 / 松重豊

『インテリア・デザイン』
藤谷文子が身体の異変に気付き、アイデンティティを確立してから最後までの展開なんかは、なんていうかファンタジックでとてもよかったです。伊藤歩が良い。

『メルド』
東京中のマンホールから怪人が出てきて通行人にいたずらしたり、渋谷むちゃくちゃにししちゃったりですごく挑発的な内容。ゴジラのテーマのオープニングとラストが印象的。

『シェイキング東京』
人の目も見ずに引き籠もり生活を10年続ける男が11年目で目を合わせた女に一目惚れ。そっからの香川照之の演技は特に必見と思います。蒼井優、竹中直人らの特徴や雰囲気を短い時間にきっちり収めたのが素晴らしい。あのスイッチ押してみたいです。