cinema | roughtab

Webディレクター/デザイナーtakasyiのシネマアーカイブ。単純に観た映画を覚えとく手段のひとつになるメモ書き程度のテキスト。休みの前の日に、夜中遅くまで映画観るのとかたまらんですよね。

クワイエットルームにようこそ

クワイエットルームにようこそ

4

2007年 / 日本
監督:松尾スズキ
脚本:松尾スズキ
出演:内田有紀 / 宮藤官九郎 / 蒼井優 / りょう / 中村優子 / 高橋真唯 / 馬渕英俚可 / 筒井真理子 / 箕輪はるか / 近藤春菜 / 妻夫木聡 / 大竹しのぶ

このタイミングでの内田有紀は確かにイイ!松尾スズキで先行しちゃうイメージも良くも悪くもあって、精神科の閉鎖病棟をテーマにどう持ってくのかと思いながら観てたけど、想像以上にきちんとしたメッセージもあって着地してたんで、ちょっとビックリした。

アンドロイド的な冷酷さ設定のりょうがブッ飛ばされたときのリアクション。ハンバーグとご飯と味噌汁にスピード感をあたえたものです。春菜の『ケガかよっ!』。オクラのネバネバもよさそうだねって冷静すぎだろ。

内田有紀の髪の毛とか頬にゲロが付きっぱなしになってたのがずっと気になってた。

SAW IV

SAW IV

3

2007年 / アメリカ
監督:ダーレン・リン・バウズマン
脚本:パトリック・メルトン / マーカス・ダンスタン
出演:トビン・ベル / スコット・パターソン / ベッツィ・ラッセル / コスタス・マンディロア / リリク・ベント / アシーナ・カーカニス

ありゃりゃ、もう当初のSAWの面白さなんてどこにもなくなっちゃったよ。こうも変わってしまうのが残念だ。ジグソウの背景を明かしつつ、じゃぁそのジグソウが死んだのになんでゲームが始まってんだ!?っていう部分で、シリーズとして見れば前作にも伏線が張られてて、テンポも良いとは思うんだけど、音とかでビックリさせちゃうのとかってもうSAWのテーマじゃないでしょ...。すべての登場人物や時系列を整理しとかないとサッパリで、ただのリアル大スプラッタームービーと化してしまいます。あのジグソウの解剖とかハンパない。でもやっぱり話の繋ぎ方にムリが出ちゃってるかなーとか思った。

ノーカントリー / NO COUNTRY FOR OLD MEN

NO COUNTRY FOR OLD MEN

5

2007年 / アメリカ
監督:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン / イーサン・コーエン
出演:トミー・リー・ジョーンズ / ハビエル・バルデム / ジョシュ・ブローリン / ウディ・ハレルソン / ケリー・マクドナルド / ギャレット・ディラハント / テス・ハーパー / バリー・コービン / スティーヴン・ルート

まずはあの疫病神みたいなシガー(ハビエル・バルデム)の立ち居振る舞いがハンパない。もう脳裏に焼き付いちゃってしょーがない。最初に保安官を殺すシーンの顔なんてきたらまぁ。夢に出てくる。

コーエン兄弟は作品に出てくる人物のヘアスタイルにも凝ることが多いけど、いままでの中でダントツ1位だよ、あの髪型。

そしてショットガンに空気圧縮の威力をプラスした武器が破壊力抜群でむちゃくちゃ怖い。なんでまぁそんなものを作っちゃったんだか。音も怖い。息をのむシーンがいくつあったことか...!ユーモアがなくておしゃべりが下手くそとか、シガーの設定周りだけでも腹八分目みたいなところもあるなぁ。

一見はひょんなことから大金を手にしたテキサスでウェスタンなモスが、圧倒的な存在感で迫り来る殺人マシーンシガーをかいくぐり、なんとか街から出ようとする逃亡劇のように感じるところもあるけど、いろんな「死」との出会いを提示し、そこで人間はどう立ち居振る舞うかっていうところがちゃんと見えてくる。ベル保安官=観客とすると、シガーは自分たちではどうしよも出来ない突然起こる大災害のように思える。コインの裏・表ですべて決めてきたっていうところもそう思うことに拍車をかけてる。

ラストのベル保安官の夢の話。いままで見てきた話から出てきたそれぞれの想いに対して問いかけてるように感じたし、そのままフワッと幕が閉じる趣向がまた印象深い。

幸福の鐘

幸福の鐘

4

2002年 / 日本
監督:SABU
脚本:SABU
出演:寺島進 / 西田尚美 / 篠原涼子 / 益岡徹 / 塩見三省 / 鈴木清順 / 板尾創路 / 白川和子 / 手塚とおる

「走る」イメージが強いSABU監督作品ですが、今回は寺島進がひたすら歩き回ります。そしてその中でいろんな出来事に出くわし、ちょっと走って帰ってくる。歩くのが好きな自分にとってはなんだかすごく好感が持てる。寺島進が初めて喋るのは最後の3分くらい。1億円当たったらあんな感じでもらうのか...。とにかくなんだろう、スゴク良いです。みんな名演技。

インランド・エンパイア / Inland Empire

Inland Empire

4

2006年 / アメリカ=フランス=ポーランド
監督:デヴィッド・リンチ
脚本:デヴィッド・リンチ
出演:ローラ・ダーン / ジェレミー・アイアンズ / ハリー・ディーン・スタントン / ジャスティン・セロー / カロリーナ・グルシュカ / スコット・コフィ / グレイス・ザブリスキー / ダイアン・ラッド / ジュリア・オーモンド / アマンダ・フォアマン / ジョーダン・ラッド / スタンリー・カメル

最高じゃないですかわけわかんないっぷりが。あの顔アップのばあちゃんに始まり、そこらへんの中途半端なホラー映画よかだんぜん怖いですよ、あのカメラワークは。それから思うのは、断片的な軽いデジャヴも交え、めまぐるしくかわるニッキーの1つ1つのシーンのクオリティの高さといい美しさ。これだけでも見応えがあるように思う。

それでもやっぱりマルホ同様、気付くとなんとか繋げよう!繋げよう!としてる自分がいるんですが、ボール繋げないときは得てしてこんなもんだ。というかリンチの場合はそのボールもない状態だけど。もわもわしてるものに形もなにもないわけで、やっぱりそこではそこの楽しみ方がある。ポーランドっていうところもそれがさらに引き立ってて良かったなー。ん、てか自分でも何を言ってるのかサッパリなんですが、結局そういうことなんだと思います。